カード画像は何pxあればきれいに印刷できる?
画像の見た目だけでは判断しにくい解像度を、63×88mmで印刷する場合の数値に置き換えて確認します。
先に結論:目安は744×1039px以上
63×88mmのカードを300dpiで出力する場合、必要な画素数は約744×1039pxです。計算は「mm÷25.4×dpi」で求められます。家庭用プリンターやコンビニの複合機で文字や細い罫線まで見やすくしたいなら、この程度をひとつの目安にできます。ただし、元画像に圧縮ノイズや強いぼかしがある場合は、数字だけ満たしても鮮明にはなりません。
150dpiなら約372×520px、200dpiなら約496×693pxです。テストプレイで絵柄と主要テキストを確認するだけなら200dpi前後でも実用になることがありますが、小さなルビやカード番号まで読みたい場合は300dpi相当の画像が安心です。
KIRISOROで行った確認方法
同じ縦横比のテスト画像を複数の解像度で用意し、KIRISOROから63×88mmのPDFへ配置しました。PDF上でカード枠の寸法が変わらないことを確認したうえで、400%まで拡大して輪郭、細字、斜線の崩れ方を比較しました。この確認はPDFデータ上の比較であり、特定機種のプリンターによる紙への印刷結果を保証するものではありません。
結果として、低解像度画像はPDFへ変換しても情報量が増えず、拡大時に文字の縁が階段状になります。反対に、必要以上に大きな画像は見た目の改善が小さい一方、PDF生成時のメモリ使用量とファイル容量が増えます。
解像度より先に縦横比を確認する
63×88mmの比率は約0.716、59×86mmは約0.686です。画像の比率がカードサイズと異なると、KIRISOROは枠いっぱいに収めるため中央を基準に余分な部分を切り取ります。端にカード番号や注釈がある画像では、解像度が十分でも情報が欠けることがあります。
アップロード前に、画像の四辺へ不要な余白がないか、カード全体が正面から写っているかを確認してください。写真を使う場合は台形補正を行い、影や反射が文字に重ならないようにすると読みやすくなります。
ぼやけを増やす三つの原因
- SNSやメッセージアプリを経由し、自動圧縮された画像を使っている
- 小さいサムネイルを保存し、あとから拡大している
- 印刷画面で「用紙に合わせる」を選び、PDFを再縮小している
元画像は可能なら最初に保存したデータを使い、スクリーンショットを繰り返さないことが重要です。JPEGを何度も保存すると輪郭付近のノイズが増えるため、編集途中はPNGで保持する方法もあります。
用途別の現実的な選び方
短時間のデッキ確認なら、カード名やコストが読めることを優先し、500×700px程度から試せます。長く使う調整用なら、744×1039px以上を目安にしてください。画像を拡大表示して鮮明でも、印刷時の物理サイズが違えば比較できないため、最後は必ずPDFを100%で印刷し、定規で63×88mmまたは59×86mmになっているか確認します。
ピクセル数、縦横比、印刷倍率の三つを分けて確認すると、ぼやけの原因を特定しやすくなります。